クリスマス料理では人気のあるローストビーフ。
気合を入れて塊を買ってきたのはいいけれど、いっぺんに食べきれなかったときは、どのように保存したらよいでしょうか?
美味しく頂けるような上手な保存方法をご紹介します。
ローストビーフの冷蔵保存
冷蔵で保存する場合のポイントは、「塊のまま冷蔵する」です。
肉はカットした表面から傷んできます。
なので残ったローストビーフは、なるべくスライスせずに塊のまま冷蔵しましょう。
塊のまま冷蔵する場合は2~3日、スライスした場合は翌日には食べてしましましょう。
またローストビーフとしての味わいは無くなってしましますが、スライスしたものに火を通してしまえば、もう少し日持ちします。
火を通したローストビーフは牛のハムのつもりで食べると良いです。
例えば
- ハムの代わりにパンにはさんで
- チャーシューの代わりにラーメンに
- 細かくカットしてチャーハンの具に
ローストビーフの冷凍保存
さて2,3日で食べきれないな~という時は冷凍保存になりますね。
冷凍するときは「スライスして冷凍する」のが良いです。
塊のまま冷凍すると解凍に時間がかかります。
その結果ドリップも出やすくなり味が落ちる原因ともなります。
なので出来るだけスライス後、小分けにして冷凍するようにしましょう。
やり方はスライスしたローストビーフを、1枚づつ重ならないように並べてラップし、なるべく空気に触れないようにして冷凍します。
冷凍庫に入れる時も小分けにしたローストビーフを重ねずに、平らに置いて短時間で冷凍できるようにしましょう。
短時間で冷凍すると、解凍時にドリップが出にくくなりますし、味も落ち辛くなります。
本当はより熱伝導率の高い方法、例えばアルコール液に漬けて冷凍するのが良いのですが、ご家庭の冷凍庫では無理がありますので仕方ないですね。
因みに消毒用などのアルコールは0度でも凍らないので、肉を真空パックしてつけると急速冷凍が可能です。
冷凍肉を解凍した時にドリップが出るかどうかは、解凍の仕方も影響しますが、どれだけ急速に冷凍できるかの方が影響が大きいです。
ご参考までに。
それから冷凍した場合でも1か月以内には食べるようにしましょうね。
ローストビーフの解凍方法
ドリップがなるべく出ないように解凍するには、肉の表面と内部の温度差が少なくなるようする必要があります。
そこで最も効果的な解凍方法は「氷水に漬けて解凍する」です。
冷凍時にスライスしているので、冷蔵庫内で解凍しても良いのですが、氷水の方が早く解凍できますしドリップも出にくいです。
やり方は
ボールに水を張り氷を入れて置きます。
ローストビーフはジプロックなどに入れ、しっかりと空気を抜いて氷水に漬けます。
あとは浮き上がってしまわないように、上になにか重しをしておけばOKです。
まとめ
ローストビーフの保存方法をお知らせしましたが、出来れば保存せずにその日のうちに食べたいですね。
量が多い場合はスライスして冷凍してしまうほうが良いですね。