空気清浄機のお手入れ方法について、クエン酸と重曹を利用した掃除方法を詳しくご紹介します。

重曹溶液やクエン酸溶液はお掃除にとても便利です。

空気清浄機は日々の生活で大切な役割を果たしていますが、適切にメンテナンスしないと、効果が低下したり、不快なニオイの原因になることもあります。

それでは、重曹を使った簡単で効果的なお手入れ方法を見ていきましょう。

空気清浄機のお掃除準備

空気清浄機を掃除する際に重曹を利用する方法は以下の通りです。

重曹液の準備

水1リットルに対して重曹60グラム(大さじ4)を加え、よくかき混ぜます。

このとき混合液を温めて(80度くらいのお湯)混ぜると溶けやすくなります。

そのあと溶液を冷ましてからスプレーボトルに移し替えると、使用するときに便利ですよ。

クエン酸液の準備

クエン酸5g(小さじ1)に対して水100mlが基本量です。

スプレーボトルに入れてよく混ぜて使ってください。

クエン酸溶液は長期間放置するとカビが発生してしましますので、一度に大量に作らないよう注意しましょう。
1〜2週間以内に使い切るのを目安としてください。

空気清浄機のお掃除方法

まず空気清浄機の電源を切り、取り外し可能なフィルターや部品を取り外します。

冷めた重曹液をスプレーボトルに入れ、吹きかけ清潔な布で本体を拭きます。

フィルターのお手入れ

水洗い可能なフィルターは、作成した重曹液に30分以上浸し、水でしっかりと洗い流し完全に乾かします。

水洗いできないフィルターには、クエン酸を溶かした溶液を使い拭き取り清掃を行います。

加湿フィルターのお手入れ

加湿機能付きのモデルでは、特に加湿フィルターからの臭いが問題になることがあります。

重曹とクエン酸を組み合わせた方法でお掃除するのが効果的です。

80度のお湯にクエン酸を小さじ1混ぜ、その水で重曹を振りかけフィルターを洗います。

発泡した後、しっかりとすすいでから乾燥させます。

給水タンクとトレーの清掃

水道水を使用するとカルキやマグネシウムが結晶化し、水垢が発生します。

これも重曹とクエン酸の溶液で浸け置きすることで、簡単に取り除くことができます。

清掃後はよくすすぎ、清潔なタオルで拭いて乾燥させます。

重曹とクエン酸の特徴

重曹の特徴

重曹とは炭酸水素ナトリウムという化学物質で、弱アルカリ性の自然に存在する安全な成分です。

なので皮脂の汚れや油汚れなど、酸性の汚れ落としには最適ですね。

また重曹は食品の膨張剤や掃除用途にも広く使用されています。

掃除用の重曹は食品用よりも不純物が多いものの、その高い洗浄力と消臭効果で効果を発揮します。

クエン酸の特徴

クエン酸も重曹と同様に天然の洗浄剤です。

クエン酸は重曹とは逆に酸性の成分なので、水アカや石鹼かす、アンモニア臭などに効果があります。

なのでお風呂場や、トイレのお掃除に最適です。

重曹もクエン酸も安全で環境に優しく、効果的なお掃除が可能ですよ。

重曹とクエン酸を使った掃除のメリット

重曹、クエン酸ともに汚れを分解するだけでなく消臭効果もあります。

この重曹とクエン酸は、それぞれ酸性とアルカリ性の成分なので、重曹で落ちない汚れはクエン酸で、クエン酸で落ちない汚れは重曹を使用することで、いろいろな汚れ落としに使うことができます。

空気清浄機のニオイを取り除くのに特に効果的で、安全かつ環境に優しい方法です。

重曹は粉末のまま使うことも、水に溶かして使うこともできるため、いろいろな使い方をすることができますね。

重曹とクエン酸を使う時の注意点

重曹は研磨作用があるため、直接粉末を使って擦ると表面を傷つけることがありますので、使う場所には注意しましょう。

また肌に敏感な方は、お掃除をするときはゴム手袋をはめるようにしましょうね。

重曹やクエン酸の使用後は、必ずすすぎ洗いを徹底してください。

まとめ

このようにして重曹とクエン酸を使うことで、空気清浄機を安全で効果的にお掃除することができます。

最良の状態をキープすることができるよう、定期的なメンテナンスを心がけてくださいね。

いつもクリーンな空気で健康的な生活をすごしてください。