湿気の多い我が国日本では、生活するうえでカビ対策は切っても切れないもの。
特に梅雨時ともなればカビも繁殖しやすく、その対策もシッカリ取らないといけませんね。
そこで今回はカビ取りには効果抜群の、重曹をつかった洗剤(重曹ペースト)の作り方をご紹介します。
重曹は安全でエコな洗剤になる
市販されているカビ取り剤は、主に塩素系と酸素系に分かれています。
特に塩素系の洗剤は強力なのですが、その反面デメリットもたくさんあります。
例えば
- においがきつい
強い塩素臭がするので、人によってはかなり不快感があります。 - 手荒れ肌荒れを起こす。
強力な反面人の体には優しくないです。
特に浴室は肌を露出する場所なので、皮膚の弱い人やアトピーの人には悪影響を及ぼすことがあります。 - 混ぜるな危険!
塩素系の洗剤は酸性の物と混ぜると、有毒ガス(塩素ガス)を発生します。
人が吸い込むと最悪死に至るケースもある恐ろしいもので、取り扱いにも注意が必要となります。
その一方で重曹は自然界に存在しているものですから、安全な上に環境汚染にもなりません。
塩素系洗剤のデメリットにも挙げましたが、浴室で使うものには肌への影響が少ないものを使いたいものですね。
管理人の知り合いに浴室の洗剤を変えることで、アトピーが改善したという人がいるくらいです。
余談ですが昔の毒ガス兵器は、塩素を元に作られていたんだそうですよ。
重曹を使ったカビ取り洗剤の作り方
チョットしたカビや予防に使うのであれば、重曹を水に溶かしてスプレーする方法でも効果はありますが、より強力にするために酸素系漂白剤も使います。
酸素系漂白剤は塩素系ほどではありませんが、殺菌、漂白効果があります。
また最終的に水と酸素に分解されるので、環境にも優しい漂白剤です。
これらを壁面に使った時すぐ流れ落ちないように、ゆるいペースト状になるように混ぜていきます。
重曹は100均の品物。
酸素系漂白剤はシャボン玉石鹸の通販で買ったものです。
管理人宅はシャボン玉石鹸の通販会員になってます^^
混ぜ合わせる割合は
- 重曹:2
- 粉末酸素系漂白剤:2
- お湯:1(適量)
給湯器のお湯で十分です。
混ぜ合わせる時にはペースト状になるように、お湯の量を加減しながら作るようにしてくださいね。
粉末にお湯がなじむまで5~10分くらいかかりますので、少し待ってからかき混ぜると下の画像のようになります。
ペースト状にする理由
カビに対しては、洗剤をつけてすぐに洗い流しても効果半減です。
壁などに塗って暫く放置して、カビ菌を殺菌してもらう必要があります。
そのためすぐに流れ落ちないように、ペースト状にした方が効果的なのです。
またほとんどのカビ菌は好気性菌といって、酸素がある状態の方が活発に活動する為、空気に触れないようにする効果もあります。
より効果を高めるには、洗剤の上にラップをかける方法も良いです。
重曹ペーストを使った、浴室のカビ取り方法についてはコチラをご覧ください。
まとめ
重曹は他にも臭い消しや、おそうじ、料理にも使える便利なものです。
世の中たくさんの洗剤が出回っていますが、管理人宅では「重曹」「セスキ」「ミョウバン」「クエン酸」でほぼ事足りているくらいです。
値段も安くて安全なものなので、うまく生活の中で利用して頂ければと思います。