夏にエアコンを使うときは、冷房と除湿のどちらを選ぶべきか迷うことがありますよね。
冷房は涼しくなるけれど、電気代が高くなるのでは?
除湿は湿度を下げるけれど、暑さは和らがないのでは?
そこで冷房と除湿の機能や電気代の違い、そして節約する方法を調べてみました。
冷房と除湿の電気代の違い
一般的には、冷房よりも除湿の方が電気代が高くなると言われています。
これは、除湿では水分を取り除くために多くのエネルギーが必要であり、また水分を排出するためにファンを回す必要があるためなんですね。
しかし、これはあくまで目安であり、実際の電気代はエアコンの種類や設定温度、使用時間などによって変わってしまいます。
冷房と除湿機能の違い
- 冷房は室内の空気を冷やして温度を下げる機能
- 除湿は室内の空気から水分を取り除いて湿度を下げる機能
除湿も一定の温度まで空気を冷やす必要があるため、冷房と同じように室内温度が下がります。
ただし、除湿は温度設定ができない場合が多く、室外温度や湿度によって室内温度が上下してしまうんですね。
では、どうすれば電気代を節約できるのでしょうか。4つの方法にまとめて紹介します。
電気代節約のための4つの方法
1. 冷房と除湿を使い分ける
冷房と除湿はそれぞれ適したシーンがあります。
例えば、暑さが強くて汗をかくときは冷房を使い、逆に蒸し暑さが気になるときは除湿を使いましょう。
また外出時や就寝時などは除湿で十分な場合もあるので、自分の快適さや環境に合わせて使い分けをし、無駄な電気代を抑えるよう心がけましょう。
2. 温度設定や風量を調整する
冷房では温度設定や風量の調整することで電気代を節約することができます。
温度設定は28℃程度が目安で、1℃下げるだけで約10%も電気代が増えると言われているんですね。
なので風量を弱めにすることが節約につながります。
3.タイマーを使う
ほとんどのエアコンにはタイマー機能がついており、設定した時間に自動的にオン・オフできます。
これを利用することで、必要な時間だけエアコンを使い節約につなげることができます。
例えば、就寝前に冷房をかけておいて、深夜にオフにするという方法など。
ただし、タイマー機能も電気を消費するので、使いすぎないように注意しましょうね。
4. 省エネ性能が高いエアコンを選ぶ
エアコンの省エネ性能は年々向上しています。
古いエアコンよりも新しいエアコンの方が、同じ温度設定でも電気代が安くなる場合があります。
エアコンの省エネ性能は、エネルギー消費効率(EER)や年間消費電力量(APF)などで表され、これらの数値が高いほど省エネ性能が高いと言えます。
また省エネ基準達成率(JIS C 9612)や省エネラベル(緑色のラベル)も参考にしましょう。
まとめ
以上で夏のエアコン、冷房と除湿の電気代の違いと節約方法について説明してみました。
夏は暑さで快適さを求めがちですが、無駄な電気代をかけないように工夫してみましょう。
節約しながらも快適に過ごすためには、自分の環境や体調に合わせて冷房と除湿を使い分けることが大切ですね。