横浜の山下公園前に「氷川丸」という船が係留されています。
この船の存在は知っていても、一体なんの船なのか知らない人も多いんじゃないかな?
とか言ってる管理人もよく知らなかったりするので、ちゃんと調べる事にしました。
氷川丸とは
最初になびちゃんの疑問に答えておくと、現在は係留されているので残念ながら動きません。
それでは氷川丸について。
1930年に就航された貨客船。
戦前から残っている唯一の船で、当時の造船技術やインテリアなど貴重なものが多く、2003年には横浜市の有形文化財に指定されています。
船名はさいたま市大宮区にある、武蔵一宮の氷川神社に由来しており、保存船になってからもブリッジの神棚には氷川神社の御祭神が祭られているそうです。
戦中も軍に徴用されながら沈没しなかった船です。
そういえば大東亜戦争中に大活躍した、旧帝国海軍の戦艦「榛名」も、榛名神社の御祭神を船から降ろすまで着底しなかったと言われていますね。
ん~神社の神様すげー^^
え~と話を元に戻すと。
現在の位置に係留されたのは1961年で、それまでは国際航路で走っていました。
戦後間もない頃は可動可能な数少ない船の一つだったので、引き上げ船や国内航路で活躍していたそうです。
現在では日本郵船に譲渡され一般に公開されています。
現在でも大晦日にはカウントダウン後に汽笛を鳴らしていますが、ビアガーデンは残念ながら無くなってしまいましたね。
あと「くるり」「スキマスイッチ」「YUI」のPVやジャケットに氷川丸が使われています。
「ゆず」は三殿台遺跡でしたね^^
氷川丸の基本情報
名称 | 日本郵船氷川丸 |
開館時間 | 10:00~17:00 (最終入館16:30) |
入場料 | 一般 300円 シニア(65歳以上) 200円 小学生~高校生 100円 |
休館日 | 月曜日(祝日の場合翌日) |
駐車場 | なし 山下公園や近隣の駐車場 を利用 |
問い合せ | 045-641-4362 |
住所 | 横浜市中区山下町 山下公園地先 |
内装を保存する為、船内にエレベーターはありません。
氷川丸のアクセス情報
電車
- みなとみらい線 元町・中華街駅
4番出口~徒歩5分 - JR京浜東北線 石川町駅
南口~徒歩15分
自動車
- 首都高速神奈川1号横羽線
横浜公園IC~3分
シーバス
- 横浜駅東口~山下公園直行便で約15分
料金:大人700円、小人350円
1DAYパスポートは1,000円で1日シーバス乗り放題。
但し平日のみの販売なのが残念。
あかいくつ
ベイエリアの観光スポットを繋ぐバスです。
あかいくつの詳細はコチラの記事へどうぞ。
「あかいくつ」のルート、時刻表・横浜観光に便利なレトロバス
最後に
氷川丸も今年で85歳。
山下公園に係留されてからは、本格的な改修工事がされていないとの事。
だいぶ老朽化が進み問題になってるようですね。
シッカリと改修工事をして保存してもらいたいな~と思ってます。
管理人も子供の頃は、たまに遊びに行ってました。
操船室の伝声管が生きていて、見知らぬ子供たちと会話した記憶があります。
実は神奈川県内には、もっと有名な船が保存されているのですが、それはまた今度^^