ランタンとはキャンプで使う照明器具のことです。
キャンプ用品の中では必需品の一つですね。何しろ夜になって明かりが無かったら、真っ暗で何も出来ません^^;
ランタンにもいろいろ種類があるので、どれを買えばいいか迷ってしまうと思います。
今日はそのランタン選びのポイントをご紹介しますね。
キャンプ用ランタンのお勧め
「はい!これがお勧めのランタンです!^^」と、ご紹介できれば良いのですが、使用する目的や条件によってお勧めも変わってきます。
どんなスタイルでキャンプをするかについては「キャンプの楽しみ方、電源キャンプやオートキャンプをどう思う?」を参考にしてみて下さい。
ではまずはランタンの種類別の特徴を見てみましょう。
ランタンは燃料方式によって、主に3つに分ける事ができます。
- ホワイトガソリン
- LPガスカートリッジ
- 電池
キャンプ用ランタンのホワイトガソリンタイプ
ハイパワーで安定性もあり、古くからの愛好者が多いのがこのタイプ。
管理人もコンロ、ランタンはこのタイプを使用しています。
ホワイトガソリンランタンの長所
- 明るい
3種の中では最も光量が多く明るいです。
マントルを凝視すると「目が、目が~~」となるほどです^^;
- 光量が安定している
長時間使用しても、燃料の継ぎ足しやポンピングをすることで、光量を一定に保つことが出来ます。
また冬季や寒冷地でも光量が安定しています。
ホワイトガソリンランタンの短所
- 扱いが若干難しい
燃料タンクのポンピングや、マントルの空焼きなど、点灯のための準備が必要です。
また多少コツが要るので慣れも必要です。
- 本体価格が高め
ガスに比べて燃費は良いですが、本体価格は高めです。
キャンプ用ランタンのLPガスタイプ
取り扱いが簡単で、ある程度の光量もあるため、ガソリンタイプより人気が出てきています。
最近ではとんでもない光量のガスランタンも販売されています。
LPガスランタンの長所
- 取り扱いが簡単
マントルの空焼きは必要ですが、中にはマントル不要のワンタッチで点火できる製品もあります。
- 本体価格が安め
ホワイトガソリンランタンに比べ本体価格は安めで手に入ります。
LPガスランタンの短所
- 光量が安定しない
ガスが気化するときに熱を奪うのでタンクが冷たくなり、場合によってはタンクを暖めないと、十分な光量が得られない事もあります。
そういった理由から寒さにも弱いです。
- コストパフォーマンスが悪い
基本的にホワイトガソリンより燃費が悪いです。
また予備のガスカートリッジを、数本持っていく必要があります。しかしアタッチメントを使用する事で、家庭用のカセットから詰め替えも可能なので、うまく使えばこの辺のデメリットも解消できますね。
キャンプ用ランタンの電池タイプ
電池を使用するものには、LEDランタンや蛍光灯ランタンなどがあります。
このタイプのランタンは長所、短所というより補助的な光源として絶対に必要です。
何故ならホワイトガソリンランタンやLPガスランタンは、燃焼により熱を発生させますので、テント内に持ち込む事ができないからです。
倒したりすればテントが燃えてしまいますし、燃焼時に酸素を使うので、テント内で使用するのは2重の意味で危険です。
特にこだわりが無ければ懐中電灯でもOKですが、あると便利なので出来れば1つは備えておきたいです。
LEDの普及により光量はさほどでもありませんが、コストパフーマンスは抜群に良くなりましたし、4WAY電源方式の製品などキャンプ以外でも重宝すると思います。
用途別タイプ選択
各タイプのランタンは、どのような用途に使ったら良いのでしょうか?
近年流行のオートキャンプにより、持ち込む荷物も膨大になり、それに伴いキャンプスペースも広くなってきました。
ここでは4人家族のオートキャンプを想定して、キャンプスペース内それぞれの居住空間で、どんなランタンを使用すると良いか提示してみたいと思います。
タープ下
食事等、夜すごすメインの場所となると思います。
ココでは大き目の光量のランタンを少しはなれた所に置き、サイト全体を照らすような感じにします。
こうする事によって、虫をそちらに集める事が出来ますので。
タープ内にはサブランタンを1つ。サイトの状況によっては調理場用と兼用でも十分いけるでしょう。
- メインランタンとして、200W前後のガソリンまたはガスランタンを1つ
- サブランタンとして、150W前後のガソリンまたはガスランタンを1つ
調理場
ココにはサブランタンを1つ調理場用に欲しいですね。
タープと調理場の位置によっては、メインランタンの1つを兼用しても良いと思います。
- テント内と兼用でLEDランタンを1つ
テーブル上
別途テーブルランタンを用意しても良いのですが、そんなに光量を必要としませんので、テント内と兼用でLEDランタンを使用するのが良いでしょう。
その他
手元を照らしたり、トイレに行くとき用に、小型の懐中電灯も用意しておくと便利です。
まとめ
扱いやすさを重視し、まずLPガスランタンを使用し不満や不都合が出てきたら、ホワイトガソリンランタンを増やすというのはどうでしょうか。
但し既にガソリンコンロをお持ちであれば、初めはそちらに合わせたほうが良いでしょう。
特にガスコンロをお使いならば、メーカーをそろえておいた方が、カートリッジも1種類で済みますので考慮してください。
コンロについてはこちらの記事をご覧ください。
キャンプ用コンロの選び方・ガソリン、ガス、ツーバーナーの利点は?
なっていると書いたのは、差込口があえば基本使えてしまうからです。
但し事故が起きないとは言えませんし、その場合メーカーの保障もありませんので、同じメーカーの物を使用しましょう。
ちょっと贅沢ですけど^^;
(結局買っちゃうんだよな~)