「青春18きっぷ」での貧乏旅行記の第7弾、3日目(その2)です。

前回は飛騨川の川原にある「噴泉池」で、風呂に入ったとこまででしたね。

さてその後なんですが、寝場所を求めて温泉街の方へふらふらと入っていきました。

ここで、ものすごーくありがたいことが・・・

では今日も行ってみましょう。

なびちゃん
最初から読みたい人はコッチだよ
青春18きっぷはこう使え!怒涛の貧乏旅行記・準備編です。

またしても謎のおじさん登場

寝場所探すと言っても、温泉街だから宿しかないわけですよ。

今までとは違って観光地ですから、変な所で寝てたらかなり怪しいしね。

それに宿屋はお金もらってお客さん泊めるのが商売ですからね~。

普通だったら金払えば1部屋くらい空いてると思うんですが、何しろ、ほら「貧乏旅行」なもんで^^;

そんなこんなで、「こりゃ、まいったな~」と、道端にある石垣かなんかに寄りかかって、3人でボーとしてたんです。

すると1台の車、ハイエースみたいなワゴン車が目の前に止まったんですわ。

運転席の窓が開くと、中には50くらいだったかな~おじさんが乗ってて、俺たちに話しかけてきたんですよ。

謎の
おじさん
お前たち、こんなとこで何してんだ?
マサムネ
いや~寝場所探してて~、どうのこうの
謎の
おじさん
金は持ってんのか?
マサムネ
貧乏旅行なんで~、う~たら、か~たら
謎の
おじさん
飯は食ったのか?
マサムネ
袋麺んがあるから~、なんだ、かんだ
謎の
おじさん
まったく甲斐性ね~な、チョットそこで待ってろ!
と言って車で立ち去っていきました。

こっちは、どうせ行くとこね~し、またしてもボーとしてたんですわ。

え~、マジでいいんすか?

それから暫くすると(ん~10分か15分くらいかな~)また、さっきのおじさんが戻ってきたんですよ。

んで「これ食いな!」つって、ご飯をくれたんですよ!!

忘れもしません。
あの旅館とかに泊まると、部屋に食事持ってきてくれるじゃないですか。

その時ご飯入れてくる、あの飯櫃(めしびつ)ごと持ってきてくれたんです。

アルミホイルには塩も包んでくれてて。

管理人は久々の「米」だったんで、ホントに嬉しかったですよ。

もっとも横の2人は、四国で駅弁食ってたんだけどね。

何はともあれ、予想外の差し入れで3人ともえらく感動したわけです。

この時の事は一生忘れる事は出来ません。

なびちゃん
「優しいおじさん」に会えて良かったね!

「ノムラはん」

しばらくは飯をガッツキながら、その謎のおじさんと話をしてたんだけど、いきなり車に積まれていた無線が入り人の声が。

無線の声
ノムラは~ん
謎の
おじさん
はいは~い
無線の声
ノムラはん!
一体何処でなにしとーねん
謎の
おじさん
悪い、すぐ戻るわ
どうやら「ノムラはん」は俺達のせいで怒られたようだ^^;

「ノムラはん」はその後、「じゃーな」と去って行ってしまった。

会話の内容は概ねこんな感じだったと思う。

管理人は関東の人間なので、ちょっと変な言葉が混じってるかも^^;

ただ「甲斐性ね~な」と、無線の「ノムラはん」だけは今でもハッキリ覚えてる。

ノムラはん
ノムラはんは宿のお客さんの送迎をしてる人だったみたいです。

無線を積んでたので、宿に雇われてるんじゃなくて、代行みたいなところに居たのかな?

お礼もろくに出来無かったんですが、ホントに感謝してますよ。

ありがとう「ノムラはん」

「ノムラはん」で思い出した

マサムネの奴は、スキーやら何やら旅行に行ったときに、よく絵葉書を書いて送ってくるんだよ。

内容は大体「今どこそこに居る、いいだろー、じゃーねー」みたいな感じ^^;

んでこの時を境に、俺に来る絵葉書の宛名には

「野村 半」

と書いて送ってくるようになった^^;

なびちゃん
「はん」て名前じゃないよね??

腹はふくれたけど・・・

「ノムラはん」のおかげで腹一杯になったが、相変わらず寝床は見つからない。

仕方が無いので、またさっきの噴泉池がある川原まで戻ってきてしまった。

どこで寝るんでしょうね~

今日はここまで^^