香取神宮は下総国一宮として、千葉県香取市に鎮座されている神社です。
神宮の称号は平安時代以降明治期まで、「伊勢」「鹿島」「香取」の3社に許されたものであり、大変高い社格を持った神社でもあります。
今回はこの香取神宮を、パワースポットとして取り上げて見たいと思います。
香取神宮の創建と御祭神
経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
御祭神は経津主大神。
日本書紀の出雲の国譲りの神話内で、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)とともに大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)より国を譲り受け、日本の国を平定した神様となっています。
武甕槌大神は鹿島神宮の御祭神であります。
普通神社の参拝時に、いわゆる「はしご参拝」は失礼とされていますが、鹿島神宮参拝の折はこの故事に倣い、香取神宮にも一緒に参拝されるのが良しいでしょう。
香取神宮の創建
日本書紀に香取に祭られた記述があり、創建は神武天皇の統治時という説もありますが、はっきりとした事は分かっていません。
日本の神社は創建があまりに古すぎて、一体いつから祭られているのか分からないことも珍しくありません。
香取神宮もそのひとつと言う訳です。
香取神宮のご利益
経津主大神は前述したように、国土平定にお力を発揮した事から「武神」「軍神」とされております。
「関より東の軍神、鹿島・香取・諏訪の宮」と言われているように、三神ともに武の神様です。
ちなみに古事記では、諏訪大社の御祭神である建御名方大神(たけみなかたのおおかみ)は、鹿島神宮の御祭神である武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)との力くらべに負け、その結果諏訪の地に追われ国譲りが成ったとされています。
なのでご利益は一般的な御神徳(家内安全、心願成就、安産等)の他に、勝運、災難除け、平和、外交など武の神の御神徳でも知られています。
またこの三神ともに、皇室の神として知られている事も付け加えておきます。
鹿島神宮同様、諏訪大社も関係の深い神社ですね。
香取神宮へのアクセス
自動車
佐原香取ICから約3分(約1.0km)
- 首都高環状線 神田橋IC ~ 東関東自動車道 佐原香取IC
距離 88.0km
時間 1時間04分
料金 2,860円(ETC料金)
JR成田線 佐原駅
佐原駅からタクシーで約10分
- JR総武快速線(特快エアポート成田) 東京駅~成田駅
- JR成田線 成田駅~佐原駅
時間 1時間59分
料金 1,660円
JR成田線 香取駅
香取駅から徒歩で約30分(約2.0km)
- JR総武快速線(特快エアポート成田) 東京駅~成田駅
- JR成田線 成田駅~香取駅
時間 2時間03分
料金 1,660円
最後に
管理人はいつも車で参拝に行くのですが、駐車場から本殿までの道のりについて1つだけ。
駐車場から何件かあるお店の間を抜けると鳥居があります。
そこから本殿までは300mほど砂利道の上り坂となっており、サンダルやハイヒールだと歩きづらいかもしれませんのでご注意くださいね。
お店ではお土産も買えますし、直会(なおらい)で「おそば」などお食事なさるのも良いでしょう。
駐車場は無料です。