どうしても冬場はお部屋の乾燥対策が必要となってきます。
今回は加湿器を使わずに対策する方法を、管理人の体験も交えてまとめてみましたので参考にして下さい。
部屋の乾燥対策
お部屋の中の湿度は40%~60%くらいが理想とされており、乾燥しすぎる(大体30%以下)と以下のような弊害が出ることがあります。
- 喉や鼻が痛んだり出血する
- インフルエンザなどのウィルスが繁殖しやすくなる
- 皮膚に痒みが出たりする
- 化粧のノリが悪くなり、シワができやすくなる
部屋の乾燥対策で加湿器を使わない方法
洗濯物を部屋に干す
洗濯物が乾くときに水蒸気が発生しますので、量にもよりますが良い方法です。
毎日洗濯するご家庭なら、一番手っ取り早くてお手軽ですね。
また毎日洗濯しなくても、濡れたバスタオルを2~3枚吊るしておくと良いです。
特に夜寝る時の乾燥が気になる場合は、この方法が一番ですね。
お湯の入ったやかんを置く
沸騰させたお湯をやかんなどに入れて置いておくと効果ありです。
でも冷めてしまえば蒸発する水蒸気量は大したことありませんので、一時的なものになってしまします。
どうせなら石油ストーブの上にやかんをかけて置く方が良いですが、この場合は加湿のし過ぎに注意です。
また当然ながら夜寝ている間は使えません。
灯油またはガスの暖房器具を使う
灯油やガスを燃料とする暖房器具は、少ないながらも燃焼時に水蒸気が発生します。
対してエアコンや電気式のファンヒーターなどは、乾燥する一方ですので可能であれば暖房器具を変えるのも一つの手です。
但し積極的に加湿するというよりは、乾燥する原因を排除する方法なので過剰な期待は禁物です。
部屋の乾燥対策で効果が微妙な方法
ネットでよく見かける加湿の方法のうち、ん?っと思ったものを挙げてみました。
「部屋の床に水を撒く」以外は管理人が体験済です。
これらの方法は確かに加湿はしているが、水蒸気量が少なくて効果がよく分からないものです。
水を入れたコップを置く
お湯ならまだしも、ただの水では加湿効果はたかが知れています。
枕元にコップを置いて寝ても、翌朝減っている量は微々たるものですし、洗面器など水の量を増やしても大して変わりません。
濡れたタオルを部屋に吊るす(干す)
確かに一晩吊るしておくと翌朝には乾いていますが、フェイスタオル程度では含まれている水の量が少なすぎます。
洗濯物の項でも書きましたが、最低でもバスタオル2枚は無いと効果的ではありません。
観葉植物を置く
観葉植物は確かに葉っぱから水蒸気を出しますが、1時間当たりの水蒸気放出量は数十グラム程度で話にならないと思います。
管理人宅にはトックリランがありますが、置く前との変化は特にありません。
余程大量に置くか、森の中でもない限り変わりないでしょう。
部屋の床に水を撒く
論外です絶対やめましょう!
洗濯物が乾くのと同じ理屈だと思いますが、それだとコップ2,3杯の水では少なすぎます。
それよりなによりカビやダニの発生原因になりますし、下手をすると建物そのものにダメージを与えかねません。
せいぜいフローリングの床なら固く絞った雑巾やモップで水拭きするとか、霧吹きの水を空中に吹きかける程度にしておきましょう。
まとめ
加湿器を使用しない乾燥対策をご紹介しましたが、いずれの場合も湿度に応じて加湿具合を調節しにくいのが欠点ですね。
昼間なら体感や湿度計でチェックしながら調節できる方法もありますが、夜寝ている時では不可能です^^;
夜のことを考え自動で調節するなら、やはり加湿器を使うしか無いようです。
加湿効果には問題ありませんし、加湿のし過ぎも自動で防ぐことが出来ますしね。
ご紹介した方法で満足できないようであれば、加湿器の購入を検討されるのが良いでしょう。