街中で「赤帽」と書かれた軽トラックを見かけることはありませんか?
「赤帽」とは一体どんな会社なんでしょうか?
シッカリと調べて利用すれば、単身引越しには便利な選択肢となります。
赤帽とは
冒頭で「なびちゃん」の?が付きましたが、実は赤帽は会社組織ではありません。
正式名称は「全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会」と言って、漁協や農協と同等の組織であり、それぞれ組合員で構成されている「組合」なんですね。
つまり組合員はみんな「個人事業主」として独立した存在な訳です。
例えば家の近くの酒屋さんとか雑貨屋さんが、コンビニを始めるようなものと思ってもらえば分かりやすいかと思います。
個人商店のオーナーなんだけど、センブンイレブンとかローソンといった、コンビニの看板を掲げて商売していると言うのに似ています。
赤帽を利用する際の注意点
赤帽の特徴をよく理解していれば、つまらないトラブルも防ぐ事が出来ます。
ここで3つあげておきます。
赤帽は組合員の集まり
よく引越しの口コミサイトで見かけるのが、
「電話応対は良かったのに、作業員の態度が悪かった」とか
「電話での見積もりと料金がかなり違った」などなど。
どうしてこのような事が起こるかというと。
もしあなたが赤帽のホームページを見て、電話をかけたとします。
するとこの電話は、最寄の支部か拠点に繋がります。
ここで引越しを受けてもらうわけですが、前述したとおり赤帽と言うのは組合なので、ここから組合員に仕事が斡旋され形になるわけです。
要するにこの仕事を斡旋する段階であなたの希望や要求が、組合員にしっかり伝わらない事が間々あるということ。
どうも赤帽の支部や拠点と、組合員との間の申し送りが、シッカリ出来てないように思います。
また組合員との電話連絡の際、すでに「聞いてない」「知らない」みたいな食い違いが出るのも、こう言った理由が大きいですね。
まあこういう言い方は何ですが、誰が来るか「あたり」「はずれ」もあるといえます。
赤帽は引越し業者ではない
「あたり」「はずれ」という言い方をしましたが、当日どんな人が来るか分からないのも困ります。
それは「引越し業者も同じじゃないか」と思われるでしょうが、引越し業者は少なくとも引越しが得意な人、プロが来ます。
バイト君だって初めての現場でない限り、引越しを専門に荷物運びとかしてるわけですからね。
なので引越し時に必要な、最低限の事は一応やってくれます。
例えば養生であるとか、荷物に傷が付いた時の保障とか。
(やってくれない業者もあるようですが・・・)
ですが赤帽の場合は違います。
前職が宅配業者の人が来るかもしれません。
引越し業者で働いていた人かもしれません。
未経験から独立したばかりの人かもしれません。
ねっ、どんな人が来るか分からないでしょ。
また「養生をしない」
「荷物の扱いがぞんざい」
「荷物を傷つけられた」
なんてのもこういう理由が大きいです。
利用する側も、引越し業者と宅配業者の区別はしておくべきです。
荷物は軽トラに入る分だけ
ここは単身引越しを前提にお話しているので、問題ないかもしれませんが、荷物がたくさんある人もいるでしょうからね。
赤帽は軽トラでの引越しとなりますので、荷物の量は注意が必要です。
概ねワンルームからの引越しなら問題ないでしょう。
ただし大き目の冷蔵庫など、背の高い荷物は注意が必要です。
赤帽は単身引越しの強い味方
前章までの注意点さえ了解できれば、単身者にとって赤帽はとても便利です。
特に近距離の引越しなら、自力で行うより安くあげることも出来ます。
とは言うものの荷物に傷つけられたり、料金が変わったりとか勘弁ですよね。
実はこれを避ける方法もあります。
詳しく内容はコチラをご覧ください。
最後に
料金が安い以外は、あまり評判の良くない赤帽ですが、その特徴を理解して利用すれば悪くありません。
近場の単身引越で費用をできるだけ安くしたいのならば、赤帽は選択肢として悪くないと思います。
自力での引越しについてはコチラの記事をどうぞ