そろそろエアコンの出番ですが、最初に使う前にちょっとした手順を踏んだほうが良いと知ってましたか?
今回は、エアコンの試運転の方法と理由、そしてチェックポイントについてお話ししたいと思います。
暖房の試運転についても解説しますので、しっかりとおこなってみてください!
エアコンの試運転をする理由とは?
試運転をおこなう理由は「エアコンは正常に動くのか?」「故障はしていないのか?」を確かめるのが目的です。
冷房機能しかついていないエアコンの場合、半年以上は動かしていないことになりますので、試運転はおこなっておいたほうが良いです。
またこちらのケースがほとんどだと思いますが、冷暖房機能が両方ついているものでも、冷房はきちんと冷えるが暖房はきかない。
逆に暖房はきくが、冷房はきかないこともありますので、冷暖房ともに試運転をすることをお勧めします。
エアコンの試運転はいつ頃すればよいか?
試運転をする時期ですが、冷房の場合はなるべく早めに行うことが重要です。
故障が見つかった場合は、修理に出すか買い替えになると思いますが、すでに暑くなっている7~8月となると電気屋さんや取り付け業者さんも大忙しで、なかなか予約が取れなくなってしまいます。
繁忙期ですと2~3週間、遅ければ1か月以上待たなければならない事もあります。
エアコンなしで7月や8月を過ごすなんて、耐えられませんよね!
5月中、遅くとも6月には試運転をしておきましょう。
冷房・暖房の試運転のやり方
冷房の場合
- 1.運転モードを「冷房」にする
- 2.最低温度(16~18℃)に設定
- 3.20~30分程度運転する
暖房の場合
- 1.運転モードを「冷房」にする
- 2.最高温度(30℃)に設定
- 3.20~30分程度運転する
試運転時にチェックすべきポイント
それでは試運転時に確認すべきことは何でしょうか?
風は出ているか?
風が出なかったり、途中で止まったりしないか確認しましょう。
また冷房なら冷たい風が、暖房なら暖かい風になっているかも同時にチェックです。
風が出ないようなら一度電源を切って、プラグの抜き差しをしてみてください。
へんな匂いはしないか?
よくあるのがカビ臭い風が出てくることですが、その場合はフィルタの掃除をしましょう。
フィルタの掃除は定期的におこなう方が良いので、試運転前に掃除を済ませておいてしまうのも良いですね。
水漏れはしていないか?
本体から水漏れしていないかどうかチェックしましょう。
吹き出し口に水滴がつく程度なら、結露しているだけの可能性があるので、少し設定温度を上げて様子を見ましょう。
もし吹き出し口から水が流れだすようなら、内部の汚れが考えられますので、できる範囲で内部の掃除をしましょう。
また裏面からの水漏れの場合は、ドレーンホースを含め故障の可能性があります。
その他ランプ類
本体ランプや、コントローラーの液晶をチェックしましょう。
ランプの点灯具合はメーカーや機種によって変わりますので、取扱説明書で確認してください。
コントローラーの液晶が暗くなったりしているときは、電池の交換をしましょうね。
まとめ
シーズン前にエアコンの試運転をすることは、はやめに故障を発見するのに役立ちます。
必要な時にシッカリ動いてくれるか確認できるとともに、エアコン自体の寿命を延ばすことにも役立ちますので、ぜひ試運転はしておきましょうね。