新東名高速が開通してから3年が経過し、利用者にも大分浸透してきた感があります。
とは言うものの、いざ分岐点に来ると「どっちに行こうかな?」と迷う事はありませんか?
そこで今回は「新東名高速のメリット」「新東名高速と旧東名高速のどこが違うのか」をハッキリさせてみようと思います。
新旧東名比較、距離の違いは?
どこのデータを参照するかによって大分変わってしまうのですが、ここではNEXCO中日本のデータを元にしましょう。
区間は「御殿場JCT~三ケ日JCT」の間で、それぞれの距離は以下の通り。
新東名 | 157.4km |
旧東名 | 167.5km |
新旧東名比較、料金の違いは?
前章でお分かりのように新東名高速の方が距離が短いので、料金も安いような気がしますよね。
ですが料金はどちらを通っても同じです。
距離の差も10km程ですし料金に差をつけてしまうと、安い方に交通が集中してしまうのは容易に想像がつきます。
なのでココは致し方ないところですね。
新旧東名比較、走りやすさに違いはある?
「走りやすさ」と言うと少々抽象的ですが、関係ありそうな項目をピックアップしてみました。
コーナーの最小半径
旧東名高速は300mですが、新東名高速は3,000mです。
道路が直線的に作られているので、変な横Gに悩まされる事もなく走れます。
またコーナーが緩やかであるという事は、速度も落ちづらいので自然渋滞が発生しにくいとも言えます。
上り坂の最大勾配
旧東名高速は5%ですが、新東名高速は2%です。
勾配が緩やかなので車のエンジンに掛かる負担も少なく、低排気量の車でも楽に走行する事ができますね。
勾配が緩やかであるという事は、車の走行速度が落ちづらいので自然渋滞発生が発生しにくくなります。
これは緩やかなコーナーのメリットと同様ですね。
走行時の振動
新東名高速は、新しい技術を取り入れたアスファルトが使用されているので、従来の道路よりも車に伝わる振動が少なく、走行音も静かで快適です。
また当然ですが旧東名高速より新しい道路なので、痛みも少なく「わだち」もありません。
ちなみに道路の「わだち」は渋滞によって作られます。
アスファルトはジワジワと重量をかけられる力に弱い為、大型車などが渋滞でジリジリと進んでいるような場所は「わだち」が出来やすいです。
あなたの良く走る道路でも、いつも渋滞している場所は「わだち」が酷くないですか?
新旧東名比較、交通量の違いは?
それでは実際の交通量はどうなっているのでしょう。
どちらの道路の方が混んでいるんでしょうか?
交通量自体は平日は旧東名高速、休日は新東名高速が多くなっています。
旧東名のICそばに物流の拠点が作られていたりしますので、平日に旧東名の交通量が増えるのはこの為だと思われます。
休日は一転観光の車が増えますので、主に高台を走行する見晴らしの良い新東名の交通量が増えるのもうなずけます。
またNEOPASA(ネオパーサ)として新東名に展開している、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)を目的地とする観光の車の影響も大きいですね。
新旧東名比較、渋滞ポイントはどこ?
新東名開通1年後には、それまで年間に発生していた10km以上の渋滞が9割減になっています。
とはいうものの、大型連休など渋滞が避けられない期間もあります。
渋滞ポイントは「三ケ日JCT」「新清水JCT」「清水JCT」の合流地点。
またおなじみの「上り大和トンネル綾瀬バス停」付近を先頭に渋滞します。
ここの渋滞を避けるには、通過する時間帯を深夜、早朝にずらすしかありませんね。
まとめ
新東名は120km/hで走行する事を前提に設計されたようですが、JCT付近での80km/h規制区間以外の制限速度は100km/hですのでお間違えのないように。
ただ最小半径や最大勾配もこれに準じたものとなっているので、ぶっちゃけスピードが出やすいので注意が必要ですね。
さてさて
結論としては観光やSA,PA目的なら「平日に新東名高速を使うのが良い」ですね。
ただ土日がお休みの仕事だと、そうも行きませんよねf^^;
悩ましいところですが参考にしてください。